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vi

viの使い方簡易マニュアル

viについて

viとは

  • UNIXでは一般的なシンプルなテキストエディタです。*1
  • モードの概念に慣れてしまえばUNIX上でのファイル編集は手軽にできるようになります。

起動方法

  • 「vi ファイル名」 で起動します。ファイル名が存在しない場合は新規作成です。

終了方法

  • viが起動している状態で :q![Enterキー] と入力します。
  • 保存と同時に終了するには :wq![Enterキー] または ZZ を入力します。

保存方法

  • ファイルを開いている状態で :w[Enterキー] と入力します。

カーソルの動かしかた

k

h ←  → l

j

モード

  • viにはコマンドモードとインサートモードがあります。viを起動した直後は コマンドモード です。
    • コマンドモード: 文字列を編集するモード
    • インサートモード: 文字を入力するモード
    • exモード: 画面左下に : が表示されてファイル操作や一括置換などを行うモード
  • 切替には [ESCキー] を使います。
  • いまどのモードなのかわからなくなった時はとりえあず[ESCキー]を押せばコマンドモードに戻ります。

コマンドモードからのキーアサイン

操作キーアサイン
インサートモードに入るi
1字削除x
1行削除dd
1語置換cw
行数表示:set number
指定した行へ移動:100 (100行目へ移動)

使い方の例

例1: htmlファイルを新規作成する

  1. ログインした状態から公開用ディレクトリに移動します
    % cd public_html
    
    1. public_html ディレクトリがない場合は作成します。
      % cd [Enterキー]
      % mkdir public_html [Enterキー]
      % cd public_html [Enterキー]
      
  2. ファイル名を指定して vi を起動します
    % vi index.html [Enterキー]
    
    下記のような画面が表示されます。
    ~
    ~
    ~
    ~
    ~
    "index.html"  [New File]
    
  3. 「i」を入力しインサートモードに入り編集します。
    <html>
    <head><title>Hello!</title></html>
    <body>
    Hello!
    </body>
    </html>
    ~
    ~
    "index.html"  [New File]
    
  4. </html> まで入力したら「Escキー」→「ZZ」を入力します。
  5. ブラウザで http://web.sfc.keio.ac.jp/~ログイン名/index.html を入力し、Hello! と表示されるか確認しましょう。

例2: メーリングリスト管理ファイルを編集する

  1. メールサーバにログインし、管理ファイルをviで開きます。
    % vi /var/mail-list/指定のディレクトリ/管理ファイル名
    
    下記のような画面が表示されます。
    ~
    ~
    ~
    ~
    ~
    ~
    "管理ファイル名" 0 lines, 0 characters
    
  2. 「i」を入力しインサートモードに入り、メールアドレスを1行に1つずつ書きます。
    z00000tk@sfc.keio.ac.jp
    z00001hk@sfc.keio.ac.jp
    ~
    ~
    ~
    ~
    ~
    "管理ファイル名" 0 lines, 0 characters
    
  3. メールアドレスが全て入力できたら「Escキー」→「ZZ」を入力します。

以上

*1 単一のプログラムですので、Linuxでは障害発生時にレスキューモードなどで起動時に構成の複雑なemacsなどよりは使える可能性が高いです。

最終更新日: 2011年12月20日

内容はここまでです。