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無線LANをタダ乗りされないように注意!

最近、コンビニや喫茶店など、無線LAN(Wi-Fi)を使ってインターネットに接続できるスポットを多く見かけるようになりました。
それ以外にも、外出先で無線LANに繋げようとすると、個人で使っているであろう無線LANなど色んな接続先が表示され、中にはパスワードのかかっていない無線LAN(野良Wi-Fi)もあります。

先日、他人の家に設置された無線LANの通信を暗号化する鍵を解読し、無断でインターネットを使う、いわゆる「タダ乗り」で、電波法違反の罪にあたるかどうかが争われた裁判が行われました。
さらに、タダ乗りした上で銀行のサーバーに不正に取得した企業の情報を使って侵入した、不正アクセス禁止法についても争われました。
東京地方裁判所は判決でタダ乗りについては電波法違反にはあたらないとしましたが、銀行のサーバーに不正に取得した企業の情報を使って侵入した、不正アクセス禁止法違反の罪などについては有罪とし、被告に懲役8年を言い渡しました。

「タダ乗り」されるだけならともかく、家庭内や研究室内のネットワークに入られてパソコンやスマホ内のデータを見られたり、はたまた踏み台にされて犯罪に遣われたりする危険もあります。
こんなことをされる前に無線LANルーターの設定を見直して、できる限りのセキュリティ向上を行って「タダ乗り」、侵入されないようにしましょう。

自分で出来る「タダ乗り」対策

パスワードの強化

無線LANルーターにパスワードをかけないのは「タダ乗りしてください」と言っているようなものです。
複雑な英数字を設定することによりタダ乗り、進入される危険性は低くなります。
※パスワードがかかっている無線LANルーターは、以下のような鍵マークが表示されます。

暗号化の種類をチェック

WEPに改良を加えた方式で、通信中に暗号キーを自動的に変更するWPA2-AESがお勧めです。

強固なパスワードや接続の種類を設定し、「タダ乗り」されないように気をつけましょう。

参考資料

これだけはやっておきたい!「無線LAN情報セキュリティ3つの約束」(政府広報オンライン)

最終更新日: 2023年4月18日

内容はここまでです。