POP3/IMAP4の利用
POP3, IMAP4とは
ここでは、POP3, IMAP4 について簡単にご説明致します。ご自身の利用形態に合わせてお使い下さい。
プロトコル | 長 所 | 短 所 |
---|---|---|
POP3 | サーバ上のメールをPCへ取り込むため、一度受信をしてしまえば、ネットワークに接続していなくてもメールが閲覧可能。回線品質が確保できない場合などに有効。 | 各PC毎にメール取り込みを行う必要があるため、PC毎に受信状況が異なる場合がある。「サーバに残す」設定を忘れると、他のPCで受信できない。 |
IMAP4 | サーバ上のメールを直接閲覧するため、どのPCからアクセスしても同じ環境となる。Webメールの状態とも連携できる。比較的安定した回線の場合に有効。 | ネットワークに接続していないとメールが閲覧できない(メールソフトによってはキャッシュにメールを保存するため、閲覧可能な場合もある)。サーバ上の空き容量に注意が必要。 |
利用環境について
POP3, IMAP4 で新システム(Gmail)を利用する場合、いくつかの制約事項があります。
- POP3s(POP3 over SSL), IMAP4s(IMAP4 over SSL), SMTPs(SMTP over SSL)のみ利用可能 です。 パスワード保護の関係上、暗号化されていない POP3, IMAP4, SMTP は使用できません。 すなわち、POP3s, IMAP4s, SMTPs に対応していないメールソフトは、そのままでは使用できません。
- メール送信時に認証が必要(SMTP auth) です。 その際のアカウント、パスワードは受信時と同じです。 SMTP auth に対応していないメールソフトは使用できません。
- pop.gmail.com と imap.gmail.com は STARTTLS による暗号化通信への切り替えには対応していません。
- Webメール上で「受信トレイ」以外のフォルダに移動したメールは、POP3で取り込むことができません。 これらのメールをPOP3で受信したい場合は「受信トレイ」に戻してください。
サーバ情報
サーバ名 | ポート | プロトコル | 備考 | |
---|---|---|---|---|
POP3サーバ | pop.gmail.com | 995 | POP3 (SSL/TLS) | |
IMAP4サーバ | imap.gmail.com | 993 | IMAP4 (SSL/TLS) | |
SMTPサーバ | smtp.gmail.com | 465/587 | SMTP (SSL/TLS) | 認証が必要(SMTP auth) |
- smtp.gmail.com の 465 番ポートに接続する場合は、通信を開始する時点でSSL/TLS を使う必要があり、587 番ポートに接続する場合は、通信を開始する時点では SSL/TLS を利用せず、接続してから STARTTLS で切り替える必要があります。
- メールソフト設定時、認証アカウント名には"@keio.jp"まで全て含めてください。
更新履歴
2015/3/05: 新規作成
最終更新日: 2015年3月6日
内容はここまでです。